日本国内で気軽に購入することのできないケフィアですが、多くの健康効果や美容効果が気になって、試してみたい方も多いのではないでしょうか。実はケフィアは、家庭で手作りすることが可能です。ヨーグルトメーカーを使って厳密に温度管理を行うことで、案外簡単に作れてしまいます。

 

今回は、ヨーグルトメーカーを使ったケフィアの作り方や、注意点について解説します。手作りのケフィアを日常に取り入れたいとお考えの方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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ケフィアとは？お店に売っている？

ケフィアとは、長寿大国コーカサス地方に古くから伝わる発酵乳です。乳酸菌や酵母を豊富に含んでいるため、健康や美容にも大きな効果が見られると、注目されているスーパーフードです。

 

ヨーロッパやアメリカでは、スーパーで気軽に購入できるケフィアですが、日本国内では購入することができません。理由としては、ケフィアに含まれる酵母が発行する際に炭酸ガスが発生するためです。圧力によって容器が破裂することを防ぐため、容器にピンホールを開けて販売する必要があるのですが、日本の食品衛生法では、食品を販売する容器は密閉させることが定められています。

 

このような背景から、日本で完成した状態のケフィアを販売することは難しく、粉末状の種菌しか購入できません。

ケフィアを作るときは温度管理が大切

日本では気軽に購入することが難しいケフィアですが、意外と簡単に家庭で作ることができます。その際最も難しく、失敗として多いのが、温度管理です。ケフィアを作る際には、25℃前後の温度を24時間保つ必要があります。常温で作ることも可能ですが、そのときの気温や環境によって、発酵時間は大きく前後するため、初心者の方には少々難しいかもしれません。

ヨーグルトメーカーを使うメリット

ケフィアを発酵させる際、ヨーグルトメーカーに温度や時間をあらかじめ設定することで、安心して放置しておくことができます。特に豆乳を使ってケフィアを発酵させる場合には、発酵の速度が速いため、温度や発酵の進み具合に細かく気を配る必要があります。温度管理による失敗を防ぐためには、ヨーグルトメーカーを使って厳密な温度調整を行う方法をおすすめします。

ヨーグルトメーカーを使ったケフィアの作り方

ヨーグルトメーカーを使ったケフィアの作り方を解説します。ヨーグルトメーカーを使えばとても簡単に自家製ケフィアを作れるので、ぜひ試してみてください。分量については、ケフィアの種菌を購入した際の説明書に従ってください。

 

①常温にした牛乳にケフィアの種菌を投入し、よく混ぜます。未開封の牛乳パックに種菌を入れる場合には、開け口を閉じてよく振ってください。

➁ヨーグルトメーカーの温度を、25℃に設定し、24時間後にタイマーを設定します。

③24時間経ったら、中の様子をチェックしてみましょう。ヨーグルトよりも少しやわらかいくらいの固さに仕上がれば、完成です。まだ固まっていない場合には、2～3時間ごとに様子を確認してください。ヨーグルトメーカーを使えば、最大でも36時間で固まります。

④できあがったケフィアは、冷蔵庫で保管しましょう。

ヨーグルトメーカーでケフィアをつくるときの注意点

ヨーグルトメーカーを使えば難易度がぐっと下がる、ケフィア作り。温度管理以外にも注意したいポイントを集めてみました。

ヨーグルトメーカーの種類を確認する

ケフィアをうまく発酵させるには、25℃前後の温度を保てる安定した環境が必要です。温度を設定できないヨーグルトメーカーは、保温の温度が40℃まで上がる可能性があり、ケフィアの発酵には適しません。もし冬場にケフィアを作る際に、温度設定可能なヨーグルトメーカーをお持ちでない場合には、新聞紙や保温できそうなタオル、使い捨てカイロを使用する方法もありますが、厳密な温度調整は難しいです。

発酵中に気になっても触らない

途中でかき混ぜたり、ゆすったりすると、発酵しない可能性があります。ヨーグルトメーカーにセットした後は、固まるまで動かさないようにしましょう。

使用する器具は消毒する

乳酸菌や酵母菌以外の雑菌が混ざると、発酵しなかったり、腐敗してしまったりすることがあります。混ぜるスプーンや容器は念入りに消毒しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか。ヨーグルトメーカーでケフィアを作る方法や注意したいポイントを解説しました。ヨーグルトメーカーを使うことによって温度管理が簡単になり、こんなにもケフィア作りのハードルが下がります。ぜひ手作りに挑戦していただき、毎日の生活にケフィアを飲むことを取り入れてみてくださいね。